バイアグラが、併用禁忌薬などを服用している方など、ED治療薬の使用が適さない人には処方してもらえません。一方で、慢性疾患の持病などもなくがなく医師からバイアグラを処方してもらえる方でも、副作用のリスクには十分に注意する必要があります。
「胸やけ」とその対処法
場合によっては、バイアグラを服用すると副作用として胸やけが起こることもあります。これは血管拡張が体全身に作用して血流が良くなり、胃と食道の隙間が緩むことで胃液の逆流が起こるためです。
胸やけに対しては、胃酸を抑える薬を服用する対処法がおすすめです。 市販薬を使用しても問題はほとんどありませんが、心配な場合は一度医師に相談するとよいでしょう。
なお、ED治療薬の中でもシアリスは、バイアグラやレビトラに比べて効果がマイルドで、顔のほてりや目の充血などの副作用は出にくいですが、胸焼けに関しては他薬よりも起きやすいです。 副作用が出づらい薬としてシアリスを選択する場合には、胸焼けの副作用に注意してください。
その他の副作用と対策
バイアグラで考えられるその他の副作用は次のとおりです。
・動悸、めまい
・視覚症状
・消化不良、腹痛
・関節痛、筋肉痛
・熱感、下痢など
バイアグラの服用に伴って発生する副作用の種類と程度には人によって異なります。種類を問わずなんらかの副作用が発生した場合は、無理をしてセックスを続けないことが重要です。一度性行為を注意して休むことで症状が治まるケースもあります。また、痛みに応じた薬を服用するのも一つの手です。
副作用に関して心配なことがある場合や副作用が頻繁に起こる場合には、ためらわず医師に相談してください。なお、副作用のリスクを最小限に抑えるために、以下の用量指示に従うことも重要です。
・処方された用量を守る(1日1錠)
・使用期限の切れた薬を服用しない(製造から5年)
・お酒の飲み過ぎやグレープフルーツなどの飲み合わせを避ける